近幸について...


近幸について... むかしむかし...
今よりも緩やかに流れる時間があった時代、
家族の為に、自らの着物の糸を解いて創り直していた時代。

「着物」は、
裏を染めなおして、仕立てなおしたり、蒲団の表地にしたり、
半纏(羽織に似た綿の入った防寒着)に変えたり、一面鏡の被いにしたり、
又、刺子(綿布を重ね合わせて一面に細かく刺し縫いしたもの)で、強化して、
消防服や柔道着にしたり、裂いてのち織物にして帯やかばんにしたり...
今でも身近な浴衣も、最終、赤ちゃんのおむつになり、何度も洗われて赤ちゃんの柔肌にもやさしい素材になるまで使いつづけられました。

今...
特別なものだから大切にしまっておいた「着物」は箪笥の中で出番を待っています。
あなたの思い出と共に、特別な身近なものに創り直してみませんか?
祝着、晴着を見ていると、それを取り巻く幸せな時間を垣間見ることができます。
多くのシミや汚れやキズがあっても、一度きり袖を通して大切にしまわれていたものも、仕付糸がかかったままのものも、
思わず撫でて時を忘れて愛でてしまいます。

そんなぬくもりのあるアンティークの着物を可愛い小物に店主自ら作成して販売しております。


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